diary-original art
かくご
なんだよ?
はぐらかそうとしても
ムダだ
なぜ?
ウソがバレるの?
するどい
知っている
あなたは自身を
騙している
知らないよ
わたしはあなたに
誠実だよ
いいかげんに
正体を明かせ
あなたから
なにものでも
ないのに
それは言いがかり
そこまで言うなら
全てを曝け出し
全てに光を当てる
黒は黒
どんなことをしても
ずっと黒
やってみせる
やってみせて?
覚悟しろ
そんなの知らない...
はぐらかす
あなたの
ヴェールは
既に
全て
めくられた
めいろ
ここから
脱出したい
だけど
脱出できない
何度も
何度も
同じ場所を
ぐるぐる
ぐるぐると繰り返す
そして疲れ果て
しゃがみ込み
このまま一生出られないのだろうか...
けど...
このままで居たほうが
安心安全
慣れているし
護られている
よし!このまま迷っておこう!
その瞬間
迷路は消え
そして眼の前に
見たかったゴールテープが見えた
でも自身は
迷ったままでいいと決めた
しかし観客からは大音量のブーイング
なぜゴールテープを切らないのか?
早くウイニングランを見せてくれ!
うるさい...
何にも知らないクセに...
迷ったままでいいんだよ!
その声に観客は
ピタッとブーイングをやめ
そして足早に会場を後にし
残ったのは静けさだけ
なぜ?
どうして居なくなるの?
迷ったままじゃダメなの?
...だけど
ホントにこれでいいの?
ホントに望んでいたこと?
...違う
迷路から出たい
その一心で迷い続けてきた
なら...
観客は居なくても
ヒトリでゴールテープを切る!
そう決めた瞬間
ゴールテープの向こう側に
微笑み待つ
ヒトリの存在
それは
ずっとずっと待っていた
そして
ずっとずっと会いたかった
もうヒトリの
自分自身
しょさ
おはよう
が言えて
布団から起きて
トイレに行って
顔を洗って
歯磨きして
服に着替えて
食事して
洗い物して
片付けて
掃除して
洗濯して
そして
今日の予定を考える
そんな
日常の小さな所作の数々を
あなたとできる
ことが
こんなにも
しあわせなこと
だったなんて
ばかす
まるで
狐と狸の
バカシアイ
お互い
バカなことしているなぁって
呆れながらも
どちらかの
マイッタ
を聴くまでは
続ける
わたしは
負けないよ?
そんな
あなたも
負けじと意固地になり
わたしに
マイッタ
と
言わせるかの如く
巧妙に仕掛けてくる
だけど
所詮
狐と狸の
バカシアイ
だから
もともと
罠は無い
なぜなら
お互い
理解の上で
エンターテインメントを
愉しみ
そして
周りを
バカシているだけなのだから
ほしい
コトバにしたいけど
コトバにしたくない
コトバにしてしまうと
また
きずついてしまうんじゃないかって
あのときのように
だから
コトバにせず
あなたにつたえる
つうじてほしい
けれど
つうじないでほしい
