わかなneuf

...ワカナさん?

...

はじめまして

あの...どちらさまですか?

わたし...トリミと言います

トリミさん...

ワカ先生の...元恋人です

...えっ!

...

あなたが...

...ハイ

...そうなんだ

えっ?

あっ...その

...

やっぱりわたし...

...

あなたには...かないません

...

こんな美しい立ち振る舞いができる女性と先生は...

...ワカナさん

...

わたしには持っていないモノをあなたは...持っている

えっ?

どこか寂しげだった彼を...

...

あなたはボランティア漫才で彼の重荷を引き上げ...

...

そして彼は自ら身の上話を皆の前ですることができた

...

さらには...

...

即興ピアノ連弾

...

あなたは彼の雰囲氣が変わったと感じませんでしたか?

...あっ!そうなんです

...

今まではなんとなく近寄りがたかったというか...

...

と言っても先生は皆と分け隔てなく関わってくれるけど...

...

わたしたちが決して足を踏み入れ触れてはいけないスペースがある

...

そのことをずっと感じていたんですけど...

...

なんだか...

...

グッと先生が近くなったというか...

...

...でも

えっ?

なんだか先生...

...

あの日以来わたしに対してよそよそしくなったんです

...

昨日のボランティアのゴミ拾いの時も

...

挨拶をすると返してはくれるけど...

...

眼を合わせてくれない

...

仲間たちに対してはいつもの先生だけど...

...

わたしが話しかけても二言三言

...

一体どうしちゃったんだろう?

...

即興ピアノ連弾がいけなかったのかなぁ

...

氣にさわること言ってしまったのかなぁって

...ワカナさん

...

その心配は...一切不要です

えっ?

彼は今...

...

少し頑固になっているだけ

頑固...

そして...

...

彼はわたしへの想いを完全に昇華させています

えっ?

ボランティア漫才と即興ピアノ連弾で

...

そして昇華したと同時に...

...

氣づいてしまった

...

新しい想いが育っていることに

...

それは...ワカナさん

...

あなたへの想いです

...え

...

あ...

...

ウソ...

...驚くのも無理はありません

だって...

ワカナさん

...ハイ

あなたにはそれとなく予兆となる出来事が起きています

予兆?

...あなたは漫才の片付けを彼としていた時

...

驚く言動を目の当たりにしていませんか?

驚く...そうだ!

...

...壁ドン

...

あの時...

...

半ば先生を試したんです

...

付き合っている女性は本当に居るのか...って

...

そして...

...

わたしが漫才で惚れているトノガタが居るって言ったこと...

...

なぜか氣にしている様子だった

...ワカナさん

...

彼のその言動が...

...

あなたへのアンサーです

...先生

だけど...

えっ?

彼はまだ...

...

あなたへの想いを認めたくない

...

"なぜこんなことに"...と少々混乱している

...

...だけど

ハイ?

一方では早くあなたとイチャイチャしたいと思っている

えっ!

なぜなら...

...

彼は生粋のセッカチだから

セッカチって...そうだ!

...

漫才中の即興ピアノ妄想弾き語りの時...

フフ...

ホントにセッカチだったんだ!

隠してはいるけれど...

...隠れていないですよね!

ウフッ!そう...

もぉー!先生ったら...

...ワカナさん

ハイ?

もう少しだけ...彼のことを待っていていただけませんか?

...分かりました!大丈夫です

よかった...

...トリミさん

ハイ?

ありがとうございます

えっ?

あなたとこうしてお話しすることができて良かったです

...

わたし...これからどうしたらいいのかなって

...

でも...

...

先生からいただいた灯台のシアーポストカードを観ていて

...

想いを諦めることなんて...できない

...

そして...

...

15歳から参加している先生のイベントで出会った仲間たち...

...

今...とても愉しくて

...

だからこそ先生とこれ以上氣まずくなるなら...

...

この町を離れるしかないのかなって

...

だけど...

...

もう平氣です!

...

先生の氣持ちが落ち着くまで...わたし待ちます!

...本当はね

ハイ?

あなたと話をすること...すごく嬉しくて仕方ないの

...

少しツンデレなところがあるのかな

えっ?

わたしも知らなかった

...

...ワカナさん

ハイ?

これからも色んな彼を引き出してみてください

...

そして...

...

大切なお話しをあなたに

...

彼はまだ...

...

あなたに隠している重大な秘密がある

えっ?

漫才でカミングアウトしたあの話...

...

確かに事実ではあるけれど...

...

真実の半分も話していない

...

だけど...

えっ?

ワカナさん...ごめんなさい

...

これ以上はあなたにお話しすることができない

...

本当に申し訳ないのですが...

トリミさん...

でも近い将来...

...

彼から直接あなたに真実が伝えられる

えっ?

それはきっと...

...

彼に"マイッタ"と言わせた時

...

互いの想いがひとつとなる時

...

ワカナさん...

...

あなたに少し苦労をかけてしまうけれど...

...

よろしくおねがいします

...ハイ!

ありがとう...

あっ!こちらこそ...

...そうだ

ハイ?

最後にあなたに一つ引き継ぎを...

引き継ぎ...

イメージ画像を送ります

ハイ...えっ?!

...

やっぱり...ホントだったんだ

...

先生ったら...

...そうなんです

ウフッ...愉しみー!

...それではワカナさん

ハイ...

今日は本当にありがとうございました

トリミさん...こちらこそありがとうございました!

 

 

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