からす35
...トリミ
...ワカ...
素晴らしいパフォーマンスをありがとう
...すごい
ん?
"ブラーヴァ"という掛け声...よく知っていたね
あぁ...聴いたんだ
えっ?
公園の広場でコンサートがあった時...
...
《観客の皆さん!ブラーヴォは男性に対しての言葉...女性に対してはブラーヴァと言います》
...
へぇ...そうなんだって印象に残っていた
そうだったんだ...
あぁ...
...ハァ
...
ホントしあわせ...
...トリミ
ん...?
舞台袖からアンコールの拍手が鳴り響いている
...
主役が再登場するのを...
...
待っている
...ううん
ん?
主役は...あなた
...えっ?
...
でもオレ一人だけではパフォーマンス出来ない
...
女神の再登場を待って...おっ!
...
トリミ?どうした...
...わたしだけ辱めに合うなんて
...
ゆるさない
...
そして...
...
観客の皆様がたは待っている
...
あなたのパフォーマンスを
...
...ワァカ♡
トリミ...おっ!
...コレはもう不要
えっ?でも...
不要となったトノガタ専用のマニアックな品は...
...
こうして包んで...
...
屑籠へ...ポイ!
...トリミ
...マニアレディたちは観たいんだって
...
あなたが焦れるところを
...
さぁ...即興パフォーマンス第二部のスタートです!
∞
どうしてだ?
...
何でこんなことに...
...
二人でよろこび合おうとスタンバイしていたのに
...
今までに無いくらいあなたは自身を焦らしてくる
...
繊細すぎるソフトなタッチングに"早くしろ"と急かすも...
...
"わたしが良いと言うまで絶対ダメ"と強制してくる
...
その表情はまるで...
...
魔女
...
そんな美しい魔女は自身に向けサディスティックな言葉の数々を投げかけ続けている
...
そんな辱めを受けている自身に魔女は...
...
さらに屈辱とも言える言葉を発する
...
"そんなに早くパフォーマンスしたいのなら自らの手で疼いている情熱を解き放て"と...
...
予想だにしない発言に"そんなことは出来ない"と拒否する
...
すると"じゃあ烏と雀に戻って前の町に帰ろう"とあなたは言う
...
ここまで来ておいて動物に戻るなんて...
...
半ば怒りさえ覚えるあなたの発言
...
しかし...
...
あなたの表情は至って真剣そのもの
...
それを見て...
...
もしかしたらこの経験はこれからの人生に必要なモノなのかも知れない
...
人間の男性として生き...
...
そしてアーティストとして活動していく為に
...
そう思った瞬間...
...
自身は自らよろこびのパフォーマンスへ向け静かに手を伸ばす
...
あなたは驚くことなく...
...
ただただ穏やかに鑑賞している
...
やがて限界に到達すると...
...
"ブラーヴォ"の言葉とともに暖かい拍手の音も聴こえた
...
たった一人の観客は...
...
良い・悪いをジャッジメントすることなく...
...
自身のパフォーマンス全てを堪能した
...
トリミ...
...
互いにサディスティックそしてマゾヒスティックだったんだな