からす27

...どれくらいの時間が過ぎたのだろう

...

分からない

...

そして...

...

なぜこんなにも涙がでてくるのか...

...

深夜の空間にも関わらず...

...

とても暖かい

...

それはきっと...

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身に纏っている衣だけではなく...

...

あなたの暖かな温もり

...

そんなあなたは...

...

ただただ静かに自身を抱き留めてくれている

...

その安心感に次第と...

...

湧き上がっていた感情が...

...

静かに消えていくのを感じている

...

その見たくなかった感情の数々には...

...

烏の時では無い感情も紛れ込んでいた

...

おそらく...

...

何度も何度も生まれ変わっている際に無意識に引き継いでしまっていた感情の数々

...

それが"もう不要だ...出たい"と訴えていた

...

その声に従い...

...

自身はただただそれを俯瞰する

...

すると何事も無かったかのようにスッと消えていく

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公園で泣く子どもたちを見て...

...

正直うるさいと思っていた

...

だけど...

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その泣く理由が少しだけ理解出来た氣がする

...

涙という塩辛い水が蒸発し...

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そして氣体として昇華し...

...

みずみずしい空間の中へと溶け込み

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そしてまた新たな日常を送る

...

それを繰り返し...

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本来の自身へと辿り着く

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それを教えてくれたのは...

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偉大なる存在でもある...

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美しくも力強い女神

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トリミ...

...

出逢ってくれて本当にありがとう

どこにも行き場の無い感情を表現したいと

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わたしに全てを曝け出した...

...

あなた

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そんなあなたは"こんな自身を見せてしまった...どうしよう"と激しく動揺していた

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でもわたしは既に覚悟していた

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本当の自身に還るということは...

...

これまで背負ってきた重荷を全て手放す

...

そうでなければ本来のあなたとして人生を歩むことは出来ない

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あなたは"こんな感情が出てくるのは人間だからだ"と責め...

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そして大切な身体を傷つけようとしていた

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そんなことは絶対にあってはならない

...

カラスアゲハとして生き...

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そして突如絶命してしまったわたしの衣を優しく丁寧に大地へ還してくれた

...

その感覚を忘れないでいてほしいと...

...

秘密にしていたことをわたしはあなたに打ち明けた

...

あなたはハッと我に返り...

...

そして昇華したいと訴えている...

...

感情の数々の存在に氣づいた

...

あなたはただただ

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小さな子どものように...

...

泣き続けている

...

そんな無防備なあなたを抱き留めながら...

...

これまで生きてきた時間がどれだけ過酷なモノだったのかということを思い知らされる

...

そして...

...

あなたの呼吸が少しずつ落ち着き...

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冷静さを取り戻そうとする雰囲氣に...

...

"もう大丈夫だ"と

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そんなあなたはこれから...

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烏から人間へと変容した...

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唯一無二のアーティストとして

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あらゆるツールを使い...

...

あなた自身を表現していく

...

本当に愉しみ

...

あなた以上にワクワクしているわたしが居る

...

おめでとう

...

ワカ...

...

出逢ってくれて本当にありがとう

 

 

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