わかなquatorze
...カナ
...
ワカナ...
...ん?
...待たせた
...あっ!
...
ワカ先生...
ぐっすり眠っていたね
ごめんなさい!わたし...
いいんだ
...
色々あって疲れていただろうから...
わたしちょっと横にと思ってそのまま...
...ワカナ
...
完成した
...ハイ
それでは...
...
オレの真実をあなただけに伝える
...
オレは...
...
人間に変容した...
...
元...カラスだ
...カラス
あぁ...
...
ん?
...そうだ
...
カラスといえば...
...
わたし...印象深い思い出があって
...
5歳の頃...
...
両親が離婚する前にピクニックで公園に来た時...
...
お弁当の蓋が風に飛ばされて...
...
わたしそれを追いかけて行ったら...
...
カラスが蓋をくわえて持ってきてくれたこと覚えている
...
忘れられない思い出...
...プラスチックの蓋だったな
えっ?
だからオレでも運べた
...
あなたはキョトンとしながらもニコッとして"カラスありがと"って言ってくれたこと...
...
嬉しかった
...
ワカナ...
...あぁ...
...
あなただった...
...
あの時の...
...
やさしいカラス...
...
今も変わらない
...
その...やさしさ
...
だけど...
ん?
母が"汚いから蓋捨てて手を洗おう"って言った言葉...
...
幼心に残っている
...
わたしは汚いだなんて思っていなかったのに...
...いいんだ
え...?
お母様からすでに...詫びられている
...詫び?
...夢の中で
お母さんが...
オレに壁ドンされたあなたがうらやましいって仰っていた
...フフ!お母さんらしい
だからもう...
...
氣にしなくていいんだ
そうだったんだ...
...ワカナ
...
あなたもあの頃と全く変わっていない
...
純粋で真っ直ぐな瞳
...
今は潤んでいるけれど...
...あなたも
...
変わっていない
...
何ひとつ...
...ありがとう
そうか...
ん?
どこか懐かしい感じがするって思っていた
...
あなたの主宰するイベントに参加していて...
...ワカナ
...
オレもそうだった
...
よく分からないけれど...
...
なんかどこかで...逢ったような
...
不思議な感覚...
うん...
...ワカナ
...
オレは今...
...
大切な話をしている最中...
...
あらぬ妄想をしている
...
あなたにオレの全てを知ってもらいたく...
...
知的にむふふにユーモラスに分かりやすくエッセイを執筆したけれど...
...
なんかもう...
...
どうでも良くなった
...
妄想から想像...
...
そして想像から創造へと
...
五感すべてを体感できるクリエイティブな空間としたい
...
...ワカナ
...
オレを受け入れてくれて...ありがとう
先生...
...やっぱり
ん?
先生はな...
さっきそういうシチュエーション好きだって...わたし言ったよ?
...それじゃあ
え...きゃっ!
...イヤでもワカって呼ばせてやる