わかなquarante

...あなたの名前を呼ぶのは控えます

...

ですがこれだけは...信じて欲しい

...

わたしはあなたのエッセイに出会い...

...

過去に犯した罪の深さ...

...

そしてそれを娘に隠し続けている...あさましさ

...

それがどれほどのことだったのかということを...

...

思い知らされました

...

...そして

...

決意しました

...

娘に真実を伝えようと

...

その日は仕事を早退し...

...

娘と話をしようと準備していました

...

そして就業時間となった時...

...

激しい頭痛がしました

...

"痛い!"

...

そう叫んだ後...

...

わたしはデスクにうつ伏せになっているわたしを見つめていました

...

何が起きたのか分かりませんでした

...

周りの同僚たちが大騒ぎして救急車を呼んでくれていました

...

それを見て...

...

"因果応報"

...

その言葉が心に浮かびました

...

元義弟との不倫托卵

...

それを有無を言わさず娘に伝えさせず...

...

魂存在となり...

...

自責の念を抱え...

...

延々と存在していく

...

今後そうしていかなければならないということを思い知らされました...

...

...話が長くなったことをお詫びします

...

だけど...

...

娘と出逢ってくれて...

...

本当にありがとうございます

...

これまでウソまみれの中で娘を育ててしまったこと

...

本当に申し訳なかった

...

ですが娘があなたに完全に心を開いている姿を見て...

...

ほんの少し救われています

...

ごめんなさい

...

許してなんて言いません

...

あなたの言う通り...

...

わたしは最低ゲス野郎です

...

弁解の余地もありません

...

...ですが

...

どうか娘...

...

イエ...

...

ワカナとしあわせに暮らしてください

...

わたしが言えることではありませんが...

...

ワカナのこと...

...

よろしくおねがいします

...オレはあなたを一生許しません

...

...そして人生を全うしたあとも

...

あなたを許すこともありません

...

真実を聞かされたところで...

...

不倫托卵の事実は消えません

...

辛いのはオレでは無く...

...

25年間何も聞かされずに人生を送ってきた...

...

娘のワカナさんです

...

正直あなたの話は胸糞悪い

...

...もういいですか?

...

ガチで耳が腐る...

...カラスくん

...

ありがとう...

...師匠

わたしからも少し話をさせていただきたいのだが...

ハイ...

長男が最後に孫たちとピクニックをしているところをデッサンして欲しいと言われた時...

...

わたしは反対した

... 

孫には一切の罪はない

...

しかし不倫托卵をした元義娘とそんなことをと

...

だから長男には...

...

やめたほうがいいと諭した

...

それでも長男は"どうしてもワカナとの日常をデッサンにして残してほしい"と訴えてきた

...

娘ではないけれど...

...

姪にはあたる

...

その想いもあったからこその長男の願いだったと思うのだが... 

...

知る人から見れば異様な光景だったと思う

...

一見ありふれた日常の情景

...

しかし真実は...

...

この世のものとは思えない混沌とした情景

...

カラスくん...

...

あなたにわたしから詫びないといけないことがある

...

以前ワカナとの恋愛について話をする際に意識体として会った時...

...

"真の意味で人生の荷が降りた"などと話してしまったこと...

...

あれは誤りだ

...

むしろあなたに荷を背負わせてしまった

...

無責任な発言を心から詫びる

...師匠

...

以前にも話しましたが...

...

いまのジブンがあるのは...あなたのおかげです

...

あの時...

...

色々あって落ち込んでいた...

...

カラスだったジブンをデッサンしていただき...

...

そしてアーティストとしての活動を指南していただいた恩人です

...

それはずっと変わりません

...

尊敬の念を持っています

...

しかし...

...

不倫托卵は許されるモノではありません

...あなたの言う通りだ

...

でも...カラスくん

ハイ?

あなたの毒な一面を見られたことは...貴重だ

...

それほどまでに...

...

ワカナを愛してくれている

...

だからこその発言だと思った

...

ありがとう

...

最後に...カラスくん

ハイ...

カンサイ的な空港に降り立った件のことだが...

..."オジーサン"の伝言ですね

あぁ...そう遠くない未来に必ず届ける

豊かでマニアックな贈り物...

そうだ...愉しみにしていてほしい

...マニアックということは

ん?

マニアな品...ということでしょうか?

...少し異なるかな

えっ?

...これ以上はネタバレとなる故に差し控えさせていただく

分かりました...

それではカラスくん

...ハイ

こんな時に非常に申し訳ないのだか...

...

やはり例の挨拶で締めさせていただいても良いだろうか?

...

...ん?

師匠...やっぱり今回は無理です

...分かった

申し訳ありません...

とんでもない...こちらこそすまなかった

...それでは師匠

うん...

...ほなサイナラ!

...ってエエー!まさかのフェイントかいな!あっほなサイナラー

 

 

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