からす30

...トリミ

...

結婚しよう

...

昨夕...

...

まだカラスでいた時...

...

小さな町の湖畔で...

...

あなたに伝えようと待っていた

...

そして今...

...

互いに身も心も丸裸になって...

...

本当の意味で...

...

ひとつになる前に

...

オトコとしてケジメをつける

...

...トリミ?

...わたしたちは既に...

...

夫婦

...

こうして丸裸になって...

...

互いのイヤな部分を曝け出し

...

そして遠慮せずに...

...

互いを表現している

...

だから...

...

どちらかが人生を全うするその日まで...

...

ツイで居る

...

湖畔に居た白鳥のように... 

トリミ...

...今すぐ来て

...

美しいあなた...

...

もうこの品は...要らない

...

わたしはあなたのよろこびを全身で受け止めたい

...

わたしたちを邪魔するモノは...要らない

... 

既に舞台は整っている...うっ!

...

ハァ...待っていた

...ねぇからな

えっ?

どうなっても...

...

知らねぇからな!

あなたのその言葉を合図に

...

準備して準備して準備して...

...

そしてやっと...

...

真の意味での営みが始まった

...

烏の時とは全く異なるあなたの姿

...

そんなあなたはわたしに配慮しながらも...

...

全身全力でわたしを求めてくる

...

力強くも繊細なあなたのテクニックに...

...

わたしは何度も何度もピークを迎え...

...

そしてよろこびで涙する

...

こんなしあわせがこの世に存在していたなんて...

...

人間に変容して良かった

...

心からそう思える

...

愛おしいあなた...

...

この時間が永遠に続いてほしい...

意図せず発した言葉で

...

縛り付けていた感情のセーブが解除された

...

今まで互いにどこか遠慮氣味に接していた

...

だけどそれはもう

...

夫婦となった今は不要だ

...

雀で清楚なあなたが...

...

今はオンナとしてよろこびを表現している

...

そのあやうい姿が見たくて...

...

自身は容赦なくあなたをよろこびへと誘なう

...

あなたは自身の身体にうずもれながら"もう人生終えても悔いは無い"と言う

...

でも...

...

二人の人生はこれからだ

...

まだ終わらせる訳にはいかない

...

愛するあなた...

...

この時間が永遠に続くといいのに...

...待てよ!

あぁ!もうダメ...

オレの全てを知りたいってさっき言ったろ!

もう知っている...

イヤ...まだだ

...

あなたに半分も教えていない

...

そして...

...

あなたの半分も知らない

...

だから...教えてやるよ

...

本当のオレをな!

ワカ...早く来て!

...待ってな...

もうこわしていいから!

だから...もう少し

まだあなたは...

...

わたしに遠慮している

...

だからわたしの半分しか...

...

見えていないんだよ?

...

そんなわたしも...

...

まだあなたの半分しか見えていない

 

 

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