すきまsechzehn

...カナミ

...

あなたのイライラする氣持ちはよく分かる

...

オレも家でラジオ聴いていたけど...

...

あのDJは一筋縄ではいかない

...

聴くところによると即興パフォーマーらしいな

...

そういったネタは美味しいに決まっている

...

放送終了前にあなたにメールを送ったけど...

...

これ以上は関わらないほうがいい

...

下手をすると足がつく可能性がある

...

それこそ相手の思う壺だ

...

...しつこくてゴメン

...ううん

...

サク...ごめんね

...

そうだよね

...

わたし...

...

もう関わらない

...うん

でもあまりにも悔しくて...あっ

...よく分かる

...

実際...悪いのはオレらなんだ

...

けど...

...

オレらが良ければそれで...

...

良いよな

...うん

そうだ...

...

これからも...ずっと

...そうだね

あぁ...そして

...あっ!

カナミさん...待たせた

サク...

オレだけ良い思いしてしまって...

ううん...コウタが来ちゃったから

この潤いを消化...おっ!

...

カナミ...

...すぐにひとつになりたい

あぁ...そしたらアレを...

...要らない

えっ...

...大丈夫

けど...

...

兄貴が...

...安全日だから

...

一年ぶりに...

...

あなたの熱を直で感じたい

"一年ぶりにあなたの熱を直で感じたい"

...

どこか思い詰め...

...

そして覚悟を決めているかのような

...

あなたの真剣な表情

...

一年...

...

自身が義弟の仮面を脱ぎ捨てたあの日

...

あっという間の一年だった

...

その間に自身は会社設立のための準備をしていた

...

実兄が単身赴任を終えても違和感なくあなたと密会できるようにと

...

疑うことを知らない実兄は妻の今後も考え...

...

従業員として働く妻の後押しをしている

...

その後押しこそが...

...

自身たちの狙い

...

仕事という名の情事を存分に愉しむなか...

...

これまで互いを邪魔していた安全対策を止め

...

ようやく真の営みを図ることができた

...

不貞と生命誕生のリスクは表裏一体

...

しかし...

...

直で感じる熱と感触

...

否が応でも心身が高まる

...

あなたが叫びよろこぶ姿が...

...

それを更に加速させる

わたしの欲求不満を解消させようとしていたあなた

...

しかし...

...

そこに夫という名の邪魔が入る

...

まるでわたしたちの作戦を知っていたかのような夫の行動

...

妻は社長となった弟の元で苦手なジャンルの仕事をし...克服しようとしている

...

素行を信じて疑わない夫の行動

...

それはわたしたちの作戦が上手くいっているという証でもある

...

もしも不貞を疑っているのなら...

...

堂々と訪問はせずに探偵を雇い秘密裏に調べるだろう

...

その事実確認が取れ...

...

ホッとしたわたしたちは一年ぶりに直に互いの熱を感じ合っている

...

夫同様に邪魔をしていた生命の対策...

...

あなたはわたしに対し常に氣を配ってくれていた

...

その心づかいをいわば台無しにしてしまうかのような...わたしの言動

...

でも...

...

あなたもわたしと同じ氣持ちで居てくれていた

...

やはり有るのとでは全く感度が異なる

...

わたしは何度も絶頂を迎え...

...

そして何度ピークを迎えても情熱が消えないあなた

...

止めることの出来ない欲求は...

...

枯れることを知らず

...

ただただ突き進んでいく

...あぁ!サク...

カナミ!

またわたし...うぅっ!

...終わらせねぇからな!

...もう就業時間終わっている...

今日は残業だ!兄貴に電話でそう言え!

いやらしい音も聴こえちゃうね...

そうだな!この際に聴かせてやれ!

そんな...あぁっ!

...さぁまだだぞ!もっと残業させてやる!

...カナミさん

サク社長♡

...やっぱりあなたのマル秘業務は...最高

ウフ♡社長は案外セッカチなんですね♡

決してジブンはセッカチじゃ...

ウソつきは芸術の始まりです♡

...なかなか上手い...

そんな芸術はじっくりじっとりと...

...カナミさん!もう限界だ!

ホント♡社長ったら焦れるの好きなんだから♡

 

 

すきまfünfzehn        ∞       すきまsiebzehn