まだむmutuallyART
...どうしよう
わたし...
氣になって仕方ない
アノヒトの...コト
氣がつけば...
考えている
アノヒトの姿
アノヒトの声
アノヒトの匂い
そして...
アノヒトの...やさしさ
いままで会って来たオトコたちとは異なる
悪ぶってはいるけれど...
時々見られるスマートな立ち振る舞い
そして...
清潔感も感じる
ボスとはまた異なる男性
わたしにとって...
ボスは恩人
だけどアノヒトは...
違う
考えるだけで...
身体が疼いてくる
心が騒ついてくる
これ以上...
わたしの中に入り込まないで
穢れているわたしが...
敵グルーブ所属のわたしが...
あなたのことを
...うぅん!いけない
ボスと皆で"【Bonheur infini】無限の幸せ"を手に入れる
それを目標に今まで...
頑張って来たんだから
此処に来て...
そんな邪な考えはいけない!
うん!
もう会うことも無いし...
アノヒトの別邸に行くことも...
...接吻しちゃったのが
悪かったのかな?
アノヒトの寝顔を見ていたら...
したくなっちゃった
どうしてだろう?
そのまま黙って帰れば良かったのに...
仲間たちには"町の飲み屋に立ち寄って遅くなった"と誤魔化した
アノヒトの別邸に行った
...なんて知られたら
どれだけ許容範囲の広いボスだって
わたしを反逆者として...
...だから
やっぱりいけない!
...こんなにも穢れているわたしが
ヒトを好きになっては...
...だってわたしは決めたんだから
もう二度と
オトコと関係を持たない
エッセイを紡ぎながら
ボスと仲間たちと
協力して...
...
靴の中に入っていた
あの時の...砂
アノヒトとはしゃいだ...
...小瓶に入れている
捨てなきゃって思うんだけど...
...
...辛いよ
散々オトコと関係を持ったけど...
こんな氣持ち...
はじめて
∞
...クソ
このオレが...
なんでだ
アイツの...コト
思い出そうと...
常にしている
考えないようにと
リーダーとして
二代目若兄貴として
"【Bonheur infini】無限の幸せ"を皆で手に入れようと
躍起となっているにも関わらず
"若兄貴!考え事ですか"
時々ボーッとしてしまい
仲間に氣を使わせちまう
なんだよ...
そしてアイツは
なんて言ったって
元娼婦
よりによって
そんなヤツのこと...
けど
アイツはアイツなりに
生きていくために
精一杯だったんだって
...オレもそうだ
父上がスパイ容疑で拘束され...
母上もオトコと行方知れずとなり
天涯孤独となった
生きることは食べること
なんだってして来た
ヒトを殺めたりだって...
それで捕まり
オレの人生終わったと思っていたら...
...そうだ!
助けてくれた...
先代若兄貴
その先代のことを思うなら...
アイツのこと
忘れなければならない
...けど
先代
オレ...
アイツのこと
オレの仲間以上に...
大切にしたい
悪いことなんだ
仲間以外の存在に...
そんな想いを抱くなんて
このことがバレたら
オレは元より...
仲間たちの居場所が無くなる
それは絶対に避けなければならない
やっとここまで来たんだ
...アジトを創り
自身の別邸も創れて...
チームとしての衣食住も困らずに居る
だから...
これを維持し
そして
アレを手にする
手にしたら...
ブラザーに全て譲ると約束している
オレは身を引き...
...あの地へ戻り
ヒトリでのんびりと...
...
なぜだ?
...なんでそんなビジョンが
アイツと笑い合って過ごしている...
そんな場面が思い浮かぶなんて