まだむfireworksART
もうすぐ打ち上がる時間かな...あっ!
...マダム!
ワカたま!
待たせた...
...
ん?
...浴衣姿
...
すごく似合っている
...
ステキ...
...ありがとう
...どうしよう
ん?
ステキすぎて...
...
直視が出来ない
...
カッコいい...あっ
...
ワカたま...
...マダム
...
あなたの浴衣姿
...
すごくキレイだ
ありがとう...
...本当なのか?
えっ?
その...
...
...身につけているのが
...
浴衣だけって
...確かめてみて?
...
ん?
...イヤ
...
まだガマンだ
フフっ!
...それと言うのも
えっ?
マダム...
...
誕生日おめでとう
ワカたま...あっ
...
...
...おめでとうの接吻だ
うれしい...
そして...
ん?
あなたに受け取ってもらいたい
あっ...
...改めて
...
マダム...誕生日おめでとう
ワカたま...ありがとう!
...どうぞ
うん!うれしい!
...
わぁ...開けてもいい?
もちろん...
フフ...ドキドキする
...
シンプルな包装紙
...
ステキ...あっ!
...
ワカたま...
...エッセイの執筆にと思って
...
...実は
ん?
オレも同じモノを...
え...あっ!
...エッセイは執筆しねぇが
...
あなたと揃えたいと思って...おっ!
ワカたま...
...
わたし...たくさんエッセイを紡ぐね!
あぁ...
うれしい...
...
ステキな万年筆
...
シンプルかつ重厚
...
あなたのセンスが...あっ!
...花火が上がったな?
うん!
...
キレイ...
...
どんどんと打ち上がって...きゃっ!
...
ワカたま...
...マダム
...
オレたちも...
...
禁断の花火を打ち上げよう
∞
遠くで聴こえる
...
花火の打ち上がる音
...
花火が花開く音
...
観客たちの歓声と拍手
...
そして...
...
間近で聴こえる
...
海と川が交わる音
...
虫たちが交わる音
...
わたしたちが交わる音
...
その全ての音を...
...
禁断の逢瀬という名の花火として創り上げようと...
...
人知れず情熱を重ね合う
...
次第にわたしたちの発する音が全ての音を掻き消す中で...
...
あなたが誕生日のわたしにサプライズとして準備をしてくれた...
...
生き甲斐としているライフワークの手助けをしてくれるツール
...
わたしにとっての愉しみが益々愉しみとなる予感を感じながら...
...
禁断の悦びの花火を...
...
二人で同時に打ち上げた
∞
誕生日を迎え...
...
一段と女性の魅力を増す...あなた
...
そんなあなたに自身は...
...
サプライズとして秘密裏に贈り物を準備していた
...
決して公には出来ない...
...
自身たちの関係
...
しかし...
...
互いに共通する物質を持ちたいと考えていた
...
居住する町から遠く離れた地で購入した...
...
オーダーメイドの万年筆
...
自身のみが利用できる特殊なツールを使い...
...
数回に渡って人知れず来訪
...
自身の存在を全く知らない店と職人
...
1ヶ月後の花火大会前日までに間に合うよう製作を依頼
...
完成した万年筆は...
...
自身が想像していた以上の重厚で氣品あふれる作品
...
満遍の笑顔で大切そうに万年筆を見つめるあなたの姿は...
...
自身が思い浮かんだ姿そのものだった
∞
...ワカたま...
...
...人生で最高の一日を
...
ありがとう...
...マダム...
...
これからも...
...
...禁断の逢瀬を最高の時間としよう
うん...ワカたま?
ん?
花火...終わっちゃったね
あぁ...
...いつのまにか
...
静かに...あっ!
...マダム?
ワカたま...
...オレたちの禁断の花火大会は
...
まだこれからだ