かめを
カメムッシ曹長...あなたを次期幕僚長として推薦する
えっ...(幕僚長!マジですか?)
∞
人事異動の2ヶ月前
突如チームカメムッシのBIG BOSSに呼ばれ
何の話だとソワソワハラハラ
仕事の件だよな...なんかミスったかな?
緊張していたジブンに
まさかの
次期BIG BOSS打診!
えー!
だってまだ
曹長として3年
数々の階級の階段を飛び越え
いきなり幕僚長?!
これは大変!
嬉しい反面
とてつもないプレッシャーが重くのしかかる
そして
諸先輩、同期、後輩...
皆が目指している
最終目標・幕僚長
なんでジブンが...
どうしてジブンなんだ...
皆になんて思われるだろうか?
陰口叩かれる?
嫉妬される?
そして
皆ジブンについて来てくれる...?
どうする...?
話を断る...?
でも...
こんな奇跡のようなチャンスを逃したら次はいつ来るか...
だけどジブンに務まるかどうか...
やっぱり辞退す...
《ハッ!ありがたきお話...よろこんでお受けいたします》
えっ!ちょっと待て!
誰だ?ジブン言っていないぞ!
だけどBIG BOSS
ニコニコしながら
《良かった...あなたなら話を受けてくれると確信していた》
幕僚長!違うんです!
今のはジブンでは無く...
《それではそのように話を進めていく...なおこの話は内示のある3月1日までは内密で宜しく頼む》
ハッ...承知いたしました...
何だ?
何が起きたんだ?
分からない
ジブンは返事していないぞ...
だけど後には引けなくなった
でもジブンの家族
編み物教室【Atelier camemy】を主宰している妻・カメミ
そして生後間もない長女・カメナ...
報告しないといけない
こんなことになってしまったと
なんて思うだろうか...?
そんなことを考えながら勤務が終了
《キャー!本当?スゴォーイ!カメヲさん...おめでとう》
手放しでよろこぶカメミ
そしてベビーベッドでニコニコなカメナ
そうだ...
ジブンには大切な家族が居る
そして...
チームカメムッシの皆にも
家族そして友人が...
あぁ...
ジブンはジブンの保身のことだけを考えていた
今ジブンは
家族のBIG BOSS
これから
チームのBIG BOSS
さらには
皆ヒトカメムッシヒトカメムッシ
生きとし生けるもの全てが
自身が自身にとってのBIG BOSS
今期で退官するカメムッシ幕僚長は常にチームカメムッシの隊員そして家族のことを氣にかけてくれていた
もちろん姉さん女房の奥様のことも大切に...
皆が憧れそして尊敬するカメムッシ幕僚長
あの方のようになりたい
そうして入隊したジブンが今
その立場となる...
夢を実現できるんだ
やるしかない
ヨッシャ!ヤッタルデ!
氣合いを入れ
任務更には子育てと勤しみ
そして遂に
この日がやって来た
チームカメムッシ人事異動内示発表
今回は勇退されるカメムッシ幕僚長直々の発表ということで皆心なしかザワザワ
同期そして上司でもあるカメムッシ准尉は
《どんな人事になるんだろうな》
どんな人事...
ジブンはただただ
曖昧に返事する他リアクションが出来なかった
そして遂に...
/
...ザワっ!!!
\
《え?マジ》
《アイツが次期幕僚長》
会議室は騒然!
そしてまたまた衝撃!
同じく勇退するカメムッシ陸将・陸将補の後任は...
どんな人事になるんだろうな?とトボけていたカメムッシ准尉が陸将!
そしてとある住宅に頻繁に出入りしていたヤンチャなカメムッシ士長が陸将補!
互いに顔を見合わせながら
《何だよ!3カメムッシでトボけていたんだな》
とニヤニヤ...
...は良いんだけど
やっぱり...
諸先輩がたの視線が氣になる...
そんなジブンを知ってか知らずか
《この度の人事異動についてわたしカメムッシ幕僚長から話をさせていただく...皆が驚くのも無理がない...何故なら階級を飛び越え幕僚長・陸将・陸将補が若いカメムッシとなったこと...この事に関して勇退するわたしそして陸将・陸将補の3カメムッシで話し合った...これからは若い世代の時代...従来の組織にとらわれず新しい風を入れチームカメムッシをより進化させていく時が来たと...それは入隊するカメムッシ含め全員にチャンスがあるということ...そして階級の垣根を超え皆で意見を出し合い問題を共有そして解決していく...先輩後輩関係なく良い意見は積極的に取り入れ...もちろん従来通りの組織としての大切な部分は残しながら変化させていくことがチームカメムッシの進化へと繋がるとわたしは感じる...なお今回の人事について意見があるカメムッシがいたら今わたしに声をかけてほしい...大丈夫のようだね...それではこれにてチームカメムッシ人事異動内示発表を終了とする...皆お疲れ様》
そう言いカメムッシ幕僚長・陸将・陸将補が会議室から離れた途端
《すげぇな曹長!あっお祝いしないとなー》
《先輩!おめでとうございます》
《あぁー悔しいな先を越されて!オレも頑張んなくちゃな》
嫉妬されると思ったのに...
幕僚長の言葉で騒ついていた空氣が張り詰め
そして
新生チームカメムッシとしてスタートさせようという幕僚長の想い...
それが皆に伝わった...
良かった...
よし!残り1ヶ月曹長として
更には次期幕僚長として
やるべきことをやっていく!
覚悟を決めたぞ!
そうして時は過ぎ
3月下旬...
《カメヲ...渡したいプレゼントがあるの》
突如妻からのサプライズ!
一体なんだ?
ワクワクしながらオシャレな梱包を開封...
...えっ?
これって...
《カメヲ♡ベイビィがあなたの幕僚長就任をお祝いしに来たんだね》
まさかの第二子が妻の身体に...
幕僚長就任打診の時のような衝撃が走る!
これは...
本氣で幕僚長として職務に邁進せねばならない!
そして家族...
カメミ、カメナそしてカメミの両親のカメタ、カメコ...
ジブンは早くに両親に先立たれている
そんなジブンを実のムスコのように義両親は優しく接してくれている...
そんなジブンが今できること
《カメヲさん!ホントに良いの?迷惑でないかい》
義両親との同居を決めた
そんなジブンは今
新生チームカメムッシ幕僚長として
新しく就任した陸将・陸将補
そしてチーム皆で職務に勤しんでいる
まだまだ分からないことばかりで諸先輩がたにフォローしてもらいながら思うこと
あの時
退官されたカメムッシ幕僚長(現在はカメムッシ長老)から幕僚長の打診があったとき
ジブンの代わりに返事をした存在
それは
今のジブン
なのではないかと...
皆さんは
どう思いますか?